「今更聞けない「医療保険」の基礎知識!無駄な保険に加入しない為のポイント!」

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資産運用がブームになっている今の時代、増やすことだけでなく、無駄を省くことも重要です。

特になんとなく加入している保険には注意が必要です。我が家も定期的に「保険」の見直しをしています。

先日我が家は、民間の「医療保険」を全て解約しました。

万が一のケガや病気は貯蓄で備えることにしました。

国民はすでに世界一充実した「公的医療保険」に加入しているので、

カバー出来ない所を「民間の医療保険」で検討しましょう。

保険のなかでも特に慎重に考える必要があるのが「医療保険」です。

今一度、「医療保険」の基礎知識や「医療保険」の必要性を理解しましょう。

 

【覚えておきたい医療保険の基礎知識】

医療保険を保険会社の人にすすめられて、なんとなく毎月保険料を支払っているという人もいるようです。

特に「いざというときのため」「安心のため」などという言葉を信じて加入した方は、もう一度医療保険の基本を理解することをオススメします。

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覚えておきたい保険の種類は3種類!

保険会社の販売する保険は同じ分類の保険でも、名称の違いや特約などの違いによって名称が異なります。

また、複数の保険を組み合わせた商品や貯蓄目的の保険もあるのでわかりにくいのが本音です。

様々な名称の保険が存在しますが、基本的に覚えておけば良いものは

「生命保険」

「損害保険」

「医療保険」

3種類です。

それぞれの保険の特徴の基本を簡単に説明していきます。

・生命保険

生命保険は、加入者が保険料を出し合い、人の生死に関する定額の保険金が支払われる種類の保険です。

終身保険をはじめ養老保険や定期保険などが含まれます。

因みに我が家は、子供が成人した為、パパの生命保険は解約しました。

パパが死んでもママは、貯蓄や遺族年金で生活できるからです。

・損害保険

損害保険は、偶然発生した事故に対する保険で損害によって支払われる金額が変わります。

代表的なものは、「火災保険」や「自動車保険」が含まれます。

我が家の「自動車保険」は、ディーラー保険(あいおいニッセイ同和)から「ネット保険」(ソニー損害)に切り替えました。

年間10万ほど節約出来ました。

※2台で月額11,450円→月額3,269円

・医療保険(第三の保険)

「医療保険」は、第三の保険に分類される保険のひとつです。

生命保険や損害保険に該当しないケガや病気に対して支払われる保険になります。

※我が家パパ、ママ併せて月額SJNKひまわりに:14,745円、ママ:6,691円、合計21,436円支払っていましたが、全て解約しました。

年間257,232円の節約です。

「医療保険」の基礎知識!「公的医療保険制度」と「民間医療保険」

ここで紹介する医療保険は第3の保険と呼ばれる種類の保険です。

3の保険には、がん保険や傷害保険なども含まれますが、ここでは医療保険の基礎知識でもある

「公的医療保険制度」

「民間医療保険」

について説明をしていきます。

「公的医療保険制度」は、国の社会保険制度のひとつです。

日本は「国民皆保険制度」を採用しているので、公的医療保険には必ず加入することになっています。

病院などで治療や医療行為を受けた場合は、診療報酬によって医療費が発生します。

「公的医療保険」に加入している人は、年齢や所得によって医療費10%30%を支払えば良いので負担を軽減することができます。

「公的医療保険」の種類を簡単に紹介しておきます。

「公的医療保険制度」の種類

・被用者保険 

 会社員等の被雇用者が加入する健康保険のこと

・組合健保

 主な加入者は大企業の従業員で運営は各企業です。

・協会けんぽ

 主な加入者は中小企業の従業員で運営は独立行政法人です。

・共済

 主な加入者は公務員や教員で運営は各組合です。

・国民健康保険 

個人事業主やフリーランスなどの自営業者が加入する保険

加入者は被用者保険や後期高齢者医療制度に含まれない人で、運営は市区町村です。

・後期高齢者医療制度

加入者は後期高齢者など75歳以上)で、運営は後期高齢者医療広域連合(都道府県単位)です。

「民間医療保険」は、「公的医療保険」制度の不足分を補うために民間の保険会社や保険代理店が扱うために販売している保険商品です。

民間医療保険の必要性は、家族構成や経済状況による個人差があります。

現在加入している「民間医療保険」が、適しているか定期的に見直すことが重要です。

加入時にはベストな選択でも、ご自身の生活環境の変化により不必要になることがあります。

貯蓄で備えることが出来れば解約を検討しましょう。

「民間医療保険」の種類と分類

民間医療保険の基本的な位置づけは理解できたと思いますので、ここからは民間医療保険の種類と分類について説明していきます。

・民間医療保険の役割りとは?

日本の「公的保険制度」は世界でもトップレベルだと言われているほど充実しています。

そこで、疑問に感じるのが民間医療保険の存在の意味や位置づけです。

「民間医療保険」の加入に関する考え方は個人の自由ですが、なんとなく加入するのではなく事前に保険の内容や条件を理解することが重要になります。

「民間医療保険」は、公的保険でカバーできない部分を補うために個々の目的にあった保険内容を契約するものです。

公的保険が適用されない部分は以下のようなケースがあります。

・入院費にかかる費用
入院時の食事や日用品費用をはじめ、希望をした場合の差額ベッド代など。

・病気ではない治療
 美容整形やマッサージなど。

・健康保険以外の診療
 自由診療や先進医療など。

・予防目的の治療等
 健康診断や人間ドッグをはじめ予防接種など。

・「保険の期間」は医療保険の基本事項!

医療保険の基本事項のひとつに保険期間があります。

医療保険を保障期間で分類すると

「定期医療保険」

「終身医療保険」

が基本です。

「定期医療保険」は、保険の保障期間を年数年齢期間を決める保険です。

若い年齢での契約は終身保険よりも保険料を抑えられますが、更新時は割高になる傾向があります。

「終身医療保険」は契約内容の変更等がなければ、基本的に保障内容と保険料は変更ありません。

・保障の内容が重要!

民間の医療保険に加入する場合は、保障内容は慎重に検討する必要があります。

主軸になるのは

「入院給付金」

「手術給付金」

です。

入院給付金は、ケガや病気で入院をしたときに受け取れる保険です

入院日数で計算される保険の他に、入院日数に関係なく支払われる保険や限度内の実損払いの保険もあります。

手術給付金も入院日数や手術内容によって、様々な契約内容があります。

さらに特約による保障が多数用意されているので、充分な説明を聞いたうえで加入の判断をしてください。

・引受基準とは?

保険の中には持病のある方や健康に不安のある方でも加入できる保険がありますが、一般的な医療保険と比較すると費用が高く設定されているのが特徴です。

・保険料の支払い方!掛け捨て型と積立型とは?

保険料の支払い方には、掛け捨て型と積立型があります。

掛け捨て型は保険料を抑えられますが、解約返戻金は殆どないのが一般的です。

積立型は契約年数の経過によるお祝い金や還付金があるものが多くなっています。

そのかわり保険料は高めに設定されているので注意が必要です。

 

【保険会社の営業トークにだまされないようにしよう!】

民間医療保険は基本的に公的医療制度の不足部分をカバーすることを目的にした保険なので、加入に関する必要性には個人差があります。

一番の問題は、医療保険のすべてがお得な保障内容だとは限らないという点です。

全ての保険会社の営業が同じだとは言い切れませんが、基本的に営利目的の営業活動をおこなっているのは事実です。

良い保険を契約するには、保険に対する基本知識をみにつけることが重要になります。

ここでは、保険会社の営業トークにだまされないようにするポイントを説明していきます。

全ての保険営業が同じではありませんが、対策を知っていれば判断が容易になるはずです。

病気になったら医療費はどうするのか?不安の解消??

病気やケガで入院をしたときの費用や家族の生活が心配で医療保険に加入するケースも少なくありません。

確かに貯蓄の少ないご家庭であれば、医療保険が役立つことも考えられます。

ここまでが保険営業で良く登場する流れだと思いますが、事前に知っておくべき知識もあります。

会社員や公務員は、長期間働けなくなった場合に「休業補償給付」「傷病手当金」などの保障制度があることです。

自営業やフリーランスなどの場合はこの制度は受けられませんので保険への加入も必要ですが、都道府県共済の入院保険などを検討するのもオススメになります。

どちらにしても民間保険が必要なケースは、貯蓄のない状況の人です。

入院費用や生活防衛資金のある人にとっては不必要な保険だといえます。

病気になったときに先進医療が受けられる!?

先進医療というと「がん」の治療などのイメージが大きいですが、様々なケースで利用できるのが現在の医療現場の事実です。

また、先進医療の保険料は安いことでも知られているので損な保険ではないような気がします。

このようなお得な保険ですが、基本的に特約による契約なので主軸になる保険のコストパフォーマンスが悪ければ良い保険にはなりません。

また、現在は先進医療になっている治療も実例数が多いと将来的には、保険適用になることも考えられます。

先進医療を目的にした保険加入に対する否定はできませんが、先進医療の現状を考えて定期的な見直しをする必要があります。

一般的に現在は保険適用外の先進医療でも、実用例が多くなると保険適用になることも少なくありません。

毎月の費用は抑えられるから安心!?

高額医療保険制度はとても優れた制度ですが、それでも長期間の入院だと費用の支払いが厳しくなるという人も少なくないはずです。

このような不安を考えると医療保険が重要に感じるかもしれません

会社員や公務員の人であれば、先ほど説明をしている休業補償給付」「傷病手当金」などの制度を利用することもできますが、それでも不安という人もいると思います。

我が家がオススメする方法は、最終的に入院費用は貯蓄で対応できることを目標にしています。

したがって、一番大事なことは、加入予定の保険の費用が大きな負担にならないようにすることです

保険費用は生活するなかで、負担になりやすい費用の代表的存在です。

コスパの良い保険への加入と定期的な見直しが重要になります。

 

【日本の保険制度は世界トップレベル!】

日本の「公的医療制度」に不満をもっている人もいるようですが、世界的に見るとあきらかに優れている保険制度だといえます。

海外の状況と比較をすれば、決して悪くないことが理解できるはずです。

ここでは、日本の保険制度の仕組みや特徴を再度説明していきます。

基本的な部分は繰り返しになる所もありますが、覚えてほしいことになるので確認を含めて読んでもらえれば幸いです。

日本の医療保険制度の仕組みを理解しよう!

日本の「公的医療保険制度」は、主に3つの特徴があります。

公的医療保険制度によって、多くの部分がカバーできますが保険適用外の診療や治療は対応していません。

保険適用外の診療は、美容整形や歯科の自由診療などが代表的です。

また入院時のベッド差額代や日常品の費用なども保険適用ではありません。

①国民皆保険

職業や年齢によって加入している保険は異なりますが、日本は国民皆保険になっています。

このような状況は世界でも珍しいことなので、日本の公的医療保険制度のレベルが高いことがわかるはずです。

②「公的医療保険制度」の理念

公的医療保険の特徴のひとつに保険証を所有していれば医療機関を選んで診療を受ける権利があります。

一方で、必要最低限や平等を理念にしているので保険適用外のケースも存在します。

③自己負担額を抑える仕組み

公的医療保険制度の最大のメリットは、医療費の自己負担額を軽減できる仕組みです。

診察後に病院の窓口で支払う医療費は、原則3割負担となっています。

「高額医療費制度」とは?高額医療費制度の基本知識!

公的医療保険制度が、自己負担額が3割といっても高額の医療費になってしまうと支払うことが難しくなるケースも考えられます。

このようなことをふせぐために、「高額医療費制度」があります。

「高額医療費制度」は年齢や所得などによって、自己負担限度額が定められています。

70歳未満の人の自己負担額は、所得によって5つの区分に分れています。

所得の多い人にとってはメリットが少なく感じるかもしれませんが

市区町村税が非課税のような低所得者は大きなメリットを得ることができます。

「傷病手当金」とは?

公的医療保険制度のなかでも、会社員が受けられる「傷病手当金」は以外に知られていません。

傷病手当金は業務外の病気やケガで会社を休んだときに受給できる制度ですが、受給にはいくつかの条件があります。

傷病手当金を受給するには、勤務先へ申請をすることになります。

申請を受けた勤務先から健康保険などに申請をして、承認されれば受給することができます。

 

【結論!医療保険は本当に必要なのか?】

ここまで「公的医療保険制度」と「民間医療保険」について基本的なことを説明してきました。

日本の公的医療保険制度の充実度が理解できたのではないでしょうか?

ここからは、民間の医療保険の必要性について考えていきます。

民間医療保険の位置づけや必要性を慎重に考えて加入を検討することをオススメします。

本当に必要な保険の考え方とは?

民間の医療保険の必要性に関しては賛否両論だと考えています。

ただ、保険に求める本来の役割を考えると医療保険は決して高い順位付けにはならないのかもしれません。

保険はトラブルやマイナスになるリスクに対する備えとして加入するものですが、

基本的に発生率が低くて損害が大きい場合に必要になるものです。

高確率でおこる大きな損害に対しても必要なのではないかと考える人もいると思いますが、高確率で起こる大きな損害には近づくべきではありません。

また、高確率でおこる小さな損害に対する保険だと発生率が高くなるので、保険料が高くなります。

死亡保険のように発生確率は小さくても大きな損害につながる場合は民間の保険で対応をするのは良いと思いますが、

入院に対する対策はできるだけ預金等で対応することをオススメします。

もちろん、若い世代で所得がまだ少ないのに家族を支える立場の人には必要なケースもあります。

その場合は、コストパフォーマンスに優れた医療保険への加入と定期的な見直しが必要です。

医療費対策は健康管理と預金で備えるのが基本!

「安心」「備え」という言葉から考えると医療保険の必要性が高くなるような感じもしますが、公的保険制度でカバーできない部分はできるだけ預貯金で備える方が理想的です。

特に節約や資産運用に高い意識を持っている人であれば、保険に対する考え方は慎重になる必要があります。

特に先ほども説明しているように高い確率で発生するトラブル用の保険は保険料が高くなるので、コストパフォーマンスが悪いのが一般的です。

また、安心のために高い医療保険に加入をするのであれば、定期的な健康診断や口内環境の管理をオススメします。

もちろん、これらの管理も基本は預貯金で備えるべきです。

資産運用と保険はわけて考えよう!

民間の医療保険の中には、貯蓄性をメリットにした商品も存在します。

確かにリスクという面を考えるとマイナスばかりではありませんが、決して良いとも言えないのが本音です。

直接医療保険とは関係ありませんが、基本的に保険と資産運用はわけて考えるものです。

保険は必要に応じて備えるものとして別枠として考えることをオススメします。

【まとめ】

今回は「公的医療保険制度」と「民間医療保険」に関する基本知識と必要性を中心に説明しました。

結論から言えば、日本の「公的医療保険制度」を考えると民間の医療保険はコストパフォーマンス的にオススメできない商品が多いのが本音です。

一方で、預貯金や資産状況によって、医療費の負担には個人差があります。

預金が多い人は医療費を預金で備えることが理想ですが、預金が少ない人は「都道府県共済の入院保険」への加入を検討することをオススメします。

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