水道料金を節約するには、節水に取り組む必要があります。
ただし、節水に取り組むことで必要以上の費用がかかってしまうのは総合的な節約にはなりません。
また、無理に節水をしようとすると疲れてしまいます。節水を長く続けるには、無理をしない程度に生活に組み入れることが大切です。
今回は、用途別にオススメの節水アイテムを紹介します。
節水アイテムを上手く使用すると効率良く節水が可能になります。
節水アイテムといっても良い物ばかりではありません。メリットもあれば、デメリットもあるので併せて説明していきます。
【利用して実感!オススメの用途別節水アイテム!】
家庭で使われる水は、「お風呂」「トイレ」「炊事」が大部分を占めています。節水は毎日の生活で続けられることがポイントになります。
ここでは、用途別に節水アイテムを紹介します。毎日の生活で無理なく使用して節水に取り組みましょう。
お風呂のオススメ節水グッズ
お風呂は、家庭で1日に使用する水の約40%を占めています。
お風呂の節水で重要なことは捨てるお湯を少なくすることです。
・シャワーヘッド
節水用のシャワーヘッドは、穴が小さくなっているタイプや穴が少なくなったタイプがあります。基本的に水の出る場所を少なくして無駄な水の使用を控える仕組みになっています。
節水シャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドに比べて水圧が高くなっています。シャワーの勢いが強くなるので、少ない水量で汚れを落とすことができます。
節水シャワーヘッドの中には、水圧調整機能や塩素除去機能が搭載されたものもあります。止水ボタンが付いたタイプは、手元でシャワーを止めることが可能です。
・風呂用浄水器
毎日お風呂のお湯を取り替えるとそれだけで多くのお湯を使います。お湯の入れ替えが少なくなれば、節水につながる反面湯の中にある汚れが気になるはずです。
お風呂のお湯を繰り返し使用したい方には、風呂用浄水器をオススメします。風呂用浄水器の中にある「ろ過フィルター」がお湯の中にある汚れを吸着します。
風呂用浄水器の中には、イオンで除菌するタイプもあります。風呂用浄水器は、3,000円から数万円するものが多くなっているので初期費用がやや高くることも考えられます。
200リットルの浴槽だと1週間に使用するお湯の量は、1400リットルです。お湯を交換する回数が1週間に1回にすると1000リットル近くの節水につながります。
・風呂用ブザー
全自動給湯器が設置されていないお風呂で注意したいことは、お湯の温度と入れる量です。お湯の温度が高すぎると水でうすめなければなりません。
浴槽にお湯をはっていることを忘れるとかなりの水が無駄になります。だからといってお湯をはっている間を見張っているのも大変です。
お風呂に全自動給湯器が設置されていない場合は、風呂用ブザーの使用をオススメします。風呂用ブザーは、事前に設定した温度や水位に達するとブザーが鳴るアイテムです。
トイレのオススメ節水グッズ
トイレは、タンク内の水を一気に放出して便器内の汚物を流します。トイレの節水は流す量の調整が重要なポイントになります。
トイレは「大」と「小」で使用する水の量が約2リットル違います。用途に応じて使い分けることで節水につながります。
トイレに関しては、最新の機種に変えると高い節水効果が期待できます。しかしいきなりトイレのリフォームというのも大変なことです。
・トイレ用擬音装置
トイレの利用中に音が気になる方にオススメしたいのが、トイレ用擬音装置です。音を鳴らすことで流す回数を減らすことができます。
・流す水の量を調節するグッズ
トイレの節水グッズには、タンクの中に設置するものも多くあります。タンク内の水量や便器に流す水の量が調節できます。
レバーを回している間だけ水が流れる「ウォーターセーバー」は、簡単に取り付け可能です。「大」やトイレットペーパーを多めに使用した場合は、長めにレバーを回す必要があります。
自動で排水口を閉じるグッズは特に注意をしなくても節水可能です。ただし、トイレの形状によって設置できないこともあるので事前に確認することをオススメします。
キッチンのオススメ節水グッズ
キッチンでは、料理や食器の汚れを落とすために水が使われます。キッチンの節水グッズは、出る水の量を調節するタイプが多くなっています。
・節水コマ
節水コマは誰でも簡単に蛇口に取り付けられるアイテムです。流れる水の量を最大50%減らすことが期待できます。
節水コマは、水道局で無料配布していることも多いので試しやすいと思います。また、ホームセンター等でも販売されていますので簡単に利用できます。
節水コマは、レバータイプの蛇口には取り付けられません。昔ながらの蛇口を使っている方にオススメです。
・シャワーヘッド
シャワーヘッドは、水の出る部分を少なくすることで水圧を高くします。水の勢いを強めるグッズで使用する水の量も少なくできます。
・スポンジや洗剤を見直す
キッチンの節水を考える上で見直したいのがスポンジや洗剤です。汚れを落とす力が強ければ、使用する水の量を減らすことができます。
泡立ちの良いスポンジと汚れが落ちる洗剤が理想ですが、節水につながっても節約につながらないのは、コストパフォーマンスを意識する必要があります。
もちろん全体的な節約につながらなくても節水効果があることは悪くないことです。このサイトでは、「節約」を主軸に考えているので一応総合的に考えています。
【利用して実感!ちょっと残念な用途別節水アイテム!】
節水グッズは、上手に使うと高い効果を発揮します。
ところが使い方を間違えると残念な結果になる危険性もあります。
ここでは、節水効果が期待できるアイテムですが、使い方次第でデメリットにつながる危険性が高いグッズを紹介します。
利用する場合は、事前に確認することをオススメします。
お風呂の残念な節水グッズ
シャワーヘッドは節水につながるアイテムですが、水の調節が難しいのが問題点です。急に熱いお湯が出てくることもあるので使用には注意が必要になります。
浴室のお湯は、水道管から来る水と給湯器から来るお湯が一緒に出る構造になっています。給湯器から来るお湯は、他の場所でお湯を使用すると水圧が下がりやすくなります。
シャワーヘッドは、水の出る部分を小さくして水量を少なくする構造です。お湯がしばらくの間出ずに熱いお湯が急に出る危険性があります。
トイレの残念な節水グッズ
トイレで避けたい節水方法は、タンクの「水かさ」を増す方法です。ペットボトルやブロックなどを利用する方が多い方法になります。
トイレのタンクは、一定の水位に達すると給水が止まる仕組みです。自己判断でタンク内の水位を調節すると故障につながる危険があります。
キッチンの残念な節水グッズ
節水コマは、気軽に利用ができて節水効果が高いグッズです。ただし給湯器付きの蛇口には、取り付けても意味がありません。
給湯器は、初めから給水量が調整されています。節水コマは給水量を調整するグッズなので、給水量が初めから調節されている蛇口に取り付けても効果は期待できません。
【まとめ】
今回は、用途別に節水グッズを紹介してきました。節水グッズを使用することで、無理なく節水に取り組むことができます。
節水グッズには、高い効果が期待できる一方、デメリットが存在することもあります。メリットとデメリットを把握したうで利用することをオススメします。