上智大学の外国語学部・英語学科の「個別テスト」は、
『英語の諸技術適性検査・・90分』です。
他の学部の過去問題は、上智大学のWEBサイトでダウンロードするこが可能です。
また、オープンキャンパスの時に、問題内容のコピー&閲覧(自分で欲しい部分を有料で購入)ができます。
がーーーなぜか英語学科については、全て非公開です。
なので、私が当日受験した時の試験内容を詳しくお伝えいたいと思います。
また、分野ごとの勉強方法もこちらでお伝えします。
学科ごとの個別テストについて
日本語約7問(30分)
A4サイズ1枚半程の長文の中で下線部分を日本語訳する。
今回(2019年度)は、シェイクスピアの和訳が出題されました。
過去には、時事問題系が多かったので(オープンキャンパスで先輩に聞いた)ニュース系の問題をやっていたため、もちろん撃沈しました。
自分的には1割も出来ていなくかなり落ち込みました。
が、他の受験生もみんなかなり難しかったと話していたので、ほんの少し安心しました。
リスニング(30分)
感想は、英検準1級よりも比較的簡単な印象でした。
英検のリスニング問題の大問1の問題のように、二人の短い対話があり、そのあとに4択の質問という流れでした。
50問あるので30分集中するのが大変かもしれません。
音割れ等が若干あり、クリアな音響では無かったです。
毎年リスニングの音質は悪く、故意に聞き取りにくくしているので、対策としては普段から少しうるさい環境でも聞き取れる練習が必要です。
ライティング(30分)
3つのトピックの中から好きなものを1つ選んで書く。
今年の試験官は、事前に2分程度時間が与えられ、3つのトピックを読む時間がありました。
その2分程の間にどのトピックで書こうか考えることが出来たので良かったです。
量的には、A4用紙1枚くらい、300文字程度ほどで書けると良いと思います。
今回の3つのトピックは、
- 外国人労働者
- LGBT
- Military
でした。
普段の作文対策で心掛けたことは、単にこのトピックの作文になるのではなく、
上智大学が求めている生徒になるよう、
今までの知識・経験や自分の将来の希望なども絡めて書きました。
面接(5分~10分)
面接試験は、日本語和訳、リスニング、ライティングの試験が終わった後、お昼休憩を挟んみ午後に行われます。
団体面接ではない個人面接なので、最初の人と最後の人ではかなりの時間の差がありました。受験生は、グループ分けされ、待合室で待機し順番に教室へ入り受けていく感じでした。待合室は、シーンとして息もしづらいって雰囲気ではなく、在学生の先輩方がいろいろなお話をして下さり、リラックスして過ごせるよう配慮してくれたので、比較的緊張もせず受けられました。
全て英語で試験官2人(外国人と日本人)と私(受験生)で行われます。英語学科に関しては、圧迫面接とは程遠く、とてもリラックスできる雰囲気でフレンドリーな感じでした。
とってもびっくりしたのは、
この面接試験の時には、既に午前中に行われた試験結果が試験官に届いているようで、
試験官:「リスニングよく出来ていたよ!」
自分:「ありがとうございます。でも和訳が・・」
試験官:「あーそうだね。いまいちだねー」
みたいな感じで始まりました。
その後は、一般的な志望動機など、特に突っ込まれたり嫌な質問などはなく、
あっという間に終わってしまったという感想です。
具体的には、
・何故、他の学部じゃないの?
・ライティングのテストで、3つの中から、どうしてこのトピックを選んだの?
・他、自分が作文で書いた内容に関するもの
とても感じの良い試験官の方たちだったので、もっと話していたいと思ったほどです。
面接試験に関しては、極端に話せない限りは大丈夫だと感じました。
まとめ
英語の諸技術適正検査では、読む・書く・聞く・話すの4技能全てが必要になります。
また、私の苦手としていた、日本語訳も含まれるため、それぞれにあった勉強方法の対策が大切だと思います。