長く続くコロナ過のなかで、投資ブームが広い世代で流行しています。
投資といってもFXや仮想通貨のようなものから投資信託や株式といったものまであります。
ここでは、オススメする資産運用の方法や「預金」と「資産運用資金」の割合について説明をしていきます。
老後の資産運用や生活費の確保についても紹介しているので、参考にしてください。
【資産運用にオススメする5つの方法!】
投資や資産運用の方法には様々な方法があります。
目的は資産運用初心者にとって役立つ記事を目指しています。
初心者にもオススメできる資産運用5選を紹介していきます。
資産運用をはじめるのであれば、あいまいな知識ではじめるのは危険なので参考にして頂けたらと思います。
定期預金
金利が低いので資産運用から外され気味ですが、「定期預金」は立派な資産運用です。
近い将来に利用する現金や防衛資金は定期預金がオススメです。
絶対にというわけではありませんが、ネットバンクの方が定期預金の金利が高いようです。
必要に応じて利用するのもひとつの考え方になります。
我が家は、「あおぞら銀行」と「楽天銀行」を利用しています。
日本国債
多額の相続や退職金の運用にオススメなのが国債です。
国債は3年・5年・10年のものがありますが、基本的に10年国債を購入するのが無難になります。
国債は決して高い金利ではありませんが、安定感のある運用方法のひとつです。
自分の資産が減るのは我慢ができないという人は国債がオススメになります。
投資信託
初心者の資産運用でもっともオススメできるのが投資信託です。
様々な運用方法にバランス良く投資をする運用や株式や不動産などに運用するファンドがあります。
個別株のように自分で個々の銘柄を選ぶわけではありませんので、安定しているファンドであれば大きくマイナスになることは少ない運用方法になります。
基本的に「NISA」や「つみたてNISA」の主軸になる運用方法です。
日本株式
資産運用で比較的高めの目標額を設定しているのであれば、個別株への運用を外すわけにはいきません。
米国株もありますが、慣れるという意味では日本株がオススメです。
個別株は事前に自分の売買に関するルールを決めておくことが大切になります。
ただ、投資信託よりも短い期間で売買することも視野にいれる必要があります。
不動産
基本的に初心者にはオススメしませんが、1億以上の資産を目指すのであれば、勉強だけでもはじめておくことをオススメします。
不動産投資は高い利回りが期待できますし、多くの資産家が成功している運用方法です。
魅力的な不動産投資ですが、リスクが大きい運用方法であることも事実です。
特に初心者はカモにされる危険性もあるので注意が必要になります。
【資産運用の基本と成功のポイント!】
資産運用をはじめるときにどうしても節税効果の高い「NISA」や人気のファンドなどの情報ばかりが気になりますが、
資産運用の基本と成功のポイントを理解することが必要です。
ここでは、節税効果よりも先に理解しておく必要がある資産運用の基本と成功のポイントを説明しています。
絶対に成功とはいきませんが、長く続ければ期待値が高くなります。
資産運用の成功の基本!生活防衛資金と資産運用
資産運用の成功の基本は「長期的な計画」と「分散投資」と言われていますが、
何よりも資産運用に利用する「現金」と「生活防衛資金」の管理をすることが最重要になります。
「投資信託」や「個別株」は必ず儲かる投資方法ではありませんが、長期的に見るとほぼ確実にプラスにできることは過去の実績で理解できると思います。
資産運用の成功の基本は、景気の悪化などによる暴落時の対処ができることが大切です。
そのためにも生活防衛資金は確実に確保しておく必要があります。
運用成績が下降しているときに売却をしてもプラスになることはありません。
この時期を耐えることができるためには生活防衛資金や運用費のゆとりを考えることをオススメします。
生活防衛資金の具体的な金額は生活状況や職業によって異なりますが、
安定した収入のある会社員でも半年から1年間の生活費は確保するべきです。
資産運用の成功のポイント3つを覚えよう!
資産運用を計画的にすすめるには、事前に3つのポイントを理解しておく必要があります。
絶対とは言えないものの、長期的に考えれば投資信託1本でもある程度の利益が期待できます。
①資金力は常に必要!稼ぐ力は成功のポイント
資産運用の中でオススメする方法は、投資を常におこないながら、トータル的に大きな資産を目指すスタイルです。
一攫千金タイプではないので、資金力が重要になります。
最終的にFIREを目指す人も、目標額に達成するまでは本業で安定した収入を得ることがとても重要です。
安定した収入から生活費と資産運用をまかなうのが理想的な運用方法です。
②相場の変化に一喜一憂しない長期計画が成功のポイント
「投資信託」にしても「個別株」にしても短期間で一喜一憂するのはオススメできません。
あくまでも冷静に長期的な計画で目標に向かうのが理想だと思います。
暴落時はむしろチャンス到来と考えて、少し大目に投資ができるくらいの状態にできれば安定した利益が期待できるようになります。
少し下がると投資をやめてしまう人がいますが、常に資産運用を継続することが成功のポイントです。
③「継続は力なり」自分の投資スタイルを確立させるのが成功のポイント
資金力と継続力があればかなり期待のできる運用スタイルになりますが、更に利益を出せるようにしたい場合は、自身の運用スタイルを身につける必要があります。
特に個別株での運用を検討している方は、自分の売買に対するルールを確立させることが重要になります。
買うタイミングよりも売るタイミングをルールづけすれば、安定した資産運用が期待できます。
資産運用は自分なりのルールを確立することが重要なポイント!
自分なりの投資スタイルを確立させることが重要だといいましたが、そのためにはある程度のマイナスは覚悟をしておこなう必要があります。
少額でも良いので様々なパターンを試しながら自分なりのルールを決めることをオススメします。
具体的なルールは自身の経験や様々なデータや情報を参考にする必要がありますが、
最終責任は自分というのが資産運用の絶対的なルールなので慎重に検討してください。
(様々なデータや経験を詰むためには、複数の証券会社で口座を開設することをオススメします。ここでは具体的な会社名は紹介しませんが、ネット証券口座をすくなくとも2つ用意して少額投資で勉強することをオススメします。)
【50代で考える資産運用のポートフォリオとは?】
50代ともなるとお子さんのいる方もそうでない方も、そろそろ老後の生活を考えはじめる時期かもしれません。
日本は公的保険と公的年金が充実している国ですが、公的年金だけでは不安なのも事実です。
ここでは、資産運用の長期計画で考えておきたい運用資金や運用方法のバランスや配分について説明をしていきます。
生活水準や家族環境によって個人差があるとは思いますが、参考にしてください。
目標資産1000万円の人にオススメのポートフォリオ
資産運用の目標額で最初に設定する金額は1000万円というのが多いようです。
実際にこの金額がひとつの目安になるのは間違いありません。
仮にこれから積立てるとして10年間で1000万円にするには以下の様な運用計画になります。
・年利3%の場合
・年利4%の場合
一般的に言われている毎月の預金額の目標は収入の10%が目安になっています。この数字だと厳しいと考えるのが当然のことです。
一般的な会社員で月収の手取りが60万円超えとなるともなると賞与を含めて年収1000万円クラスになります。
これでは、あまりにも具体的な数字だとは言えません。
そこで考えるのが副業で収入を増やすことや節約で固定費を下げることです。
このようなことを具体的に考えるといかに資産運用は早くはじめることが重要だと理解できると思います。
貯金の習慣化ができていない人は、100万円を貯めることからスタートする必要があります。
資産運用の基本は、運用資金の安定も重要なポイントになります。
資産運用初心者で1000万円を目標にするのであれば、投資信託一択になります。
もちろん購入方法は、一括ではなく「つみたて投信」を利用します。
ここで検討するのが「つみたてNISA」と「NISA」です。
・目標1000万円のオススメのポートフォリオ
現金、普通預金、定期預金 50%
投資信託 50%
目標資産3000万円の人にオススメのポートフォリオ
資産3000万円以上の人を「アッパーマス層」といいます。
このくらいの預金額になると銀行なども頻繁に営業をしてくるはずです。
3000万円というと2とおりの達成方法が考えられます。
ひとつは、これまでの資産運用によって貯めるケースと相続などによる突然の達成です。
突然のことはあまり触れませんが、間違ってもまとめて資産運用に利用するのはオススメできません。
投資はあくまでも分割投資と長期計画が基本です。
さすがに3000万円となると投資信託だけで目標を達成するのは、毎月の投資額を大きくするか他の運用方法を検討する必要があります。
選択肢のひとつが個別株です。
できるだけ配当や実績を意識しながら分散して購入するとリスク幅を軽減することができます。
・目標3000万円のオススメのポートフォリオ
現金、普通預金、定期預金 50%
投資信託 35%
個別株式 15%
目標資産5000万円超えの人にオススメのポートフォリオ
資産5000万円超えの人は「準富裕層」や「小金持ち」などと言われる層になります。
この額になると投資信託だけで達成するには、積立て額だけでなく期間も必要になるので、50代からだと難しい面もあります。
だからと言って、現預金と運用資金のバランスを崩すのはオススメできません。
あくまでも資産運用資金や生活防衛資金の確保が重要になります。
投資信託はもちろんですが、株式とのバランスを少し変えていくことも検討しなくてはなりません。
また、株式も配当だけでなく売買による収益も考える必要があります。
・目標5000万円のオススメポートフォリオ
現金、普通預金、定期預金 50%
投資信託 25%
株式 25%
目標資産1億円超えの人にオススメのポートフォリオ
資産1億円超えの人は「富裕層」と呼ばれる層になります。
ここまでくると一応資産家として成功できたと考えて良いと思います。
資産1億円は、積極的な株式の売買と不動産投資がオススメになります。
株式投資だけでも可能ですが、将来的なことを考えて不動産投資についても検討することが重要です。
もちろん株式の売買だけでも1億円に届くことは充分可能です。
ただし、多くの投資家が不動産投資で収入を増やしているのも事実になります。
問題は不動産投資が難しいので、早い時期に勉強だけでも開始しておくことをオススメします。
【これで安心老後の資産運用と生活費の確保!】
老後の生活に備える年金以外の収入を考えよう!
日本が年金制度充実しているので、老後の生活は安泰といわれていた時代もありました。
現在や今後は、自分自身でも老後の生活資金を貯めておくか、その他の方法を考えておく必要があります。
老後の生活資金を具体的な金額で計算するのは個人差があるので難しいですが、事前に自分自身で必要な金額を理解しておく必要があります。
会社員の方であれば、退職金もあるのでその金額も計算しておくとより具体的に必要になる金額が明確になってきます。
投資信託の切り崩しや株の配当金というのが、一般的な対策方法になると考えられます。
老後に組むべき資産運用とは?
定年後や老後も可能な範囲で資産運用を続けることをオススメします。
ただし、これまでと違いできるだけ守りの資産運用が理想になります。
投資信託と株式は無理に増やすのではなく、現状のものを切り崩すか配当金を目当てに所有するのが理想になります。
投資信託に関してはつみたてを続けていくのもひとつの考え方になります。
守りの資産運用という意味では、国債10年や金利の良い定期預金がオススメです。
年齢があがるにつれて、資産運用は守り重視に変えていくのが安全な考え方になります。
老後の資産運用切り崩しは投資信託がオススメ!!
老後の生活資金の足しにするには、投資信託を切り崩す方法がもっともオススメの方法になります。
株式がある場合は、配当金もあるので順序的に後にまわすのが理想です。
投資の世界に4%ルールというものがあります。
それまでに貯めた資産の4%を定率で切り崩す方法と定額で切り崩す方法が存在します。
生活費の全額をこの切り崩しでまかなうとそれなりの資産が必要になりますが、年金や退職金などを考慮すれば、ある程度の金額で足りることになります。
1000万円の資産であれば約40万円になりますから、毎年必要な金額を出せば目標の資産額がわかるはずです。
※1000万×0.04=40万で、月額33,333円)
※2000万×0.04=80万で、月額66,666円)
※3000万×0.04=120万で、月額100,000円)
※4000万×0.04=160万で、月額133,000円)
※5000万×0.04=200万で、月額166,000円)
上記のように取り崩していけば、資産を減らさずに安定した収入が得られます。
何歳から取り崩すかは、生活水準や生活環境によって変わってくるので、
しっかり計画を立てることを今から行いましょう!
我が家の理想パターンは、
パパが57歳でセミリタイヤし、海外行っとく!
57歳から7%~10%取り崩しながら、副収入で繋いでいく!
例えば、
月20万円必要な人であれば、年間240万円なので、
4%ルールは×25をすることで目安が出せます。
※年間支出240万の場合は、6000万円の資金が必要です。
※(240万円×25=6000万)
4%ルールから算出!
・月額支出10万➡3000万(年120万×25)
・月額支出15万➡4500万(年180万×25)
・月額支出20万➡6000万(年240万×25)
・月額支出25万➡7500万(年300万×25)
・月額支出30万➡9000万(年360万×25)
5%から算出!
・月額支出125,000円➡3000万(年150万×20)
・月額支出15万➡3600万(年180万×20)
・月額支出20万➡4800万(年240万×20)
・月額支出25万➡6000万(年300万×20)
・月額支出30万➡7200万(年360万×20)
6%から算出!
・月額支出10万➡2000万(年120万)
・月額支出15万➡3000万(年180万)
・月額支出20万➡4000万(年240万)
・月額支出25万➡5000万(年300万)
・月額支出30万➡6000万(年360万)
7%から算出!
・月額支出96,250円 ➡1650万(年115.5万)
・月額支出145,833円➡2500万(年175万)
・月額支出175,000円➡3000万(年210万)
・月額支出250,000円➡4000万(年280万)
・月額支出291,666円➡5000万(年350万)
以下の運用は現実的ではありませんが、夢がありますね!
10%から算出!
・月額支出10万 ➡1200万(年120万)
・月額支出15万➡1800万 (年180万)
・月額支出20万➡2400万 (年240万)
・月額支出25万➡3000万 (年300万)
・月額支出30万➡3600万 (年360万)
15%から算出!
・月額支出10万➡800万 (年120万)
・月額支出15万➡1200万(年180万)
・月額支出25万➡2000万(年300万)
・月額支出30万➡2400万(年360万)
・月額支出40万➡3200万(年480万)
実際には自分自身の生活に必要な支出金額を出し、より現実に近い数値を出してみてください。
【まとめ】
今回は預金と株式の割合について年代別にポートフォリオを考えてみました。
資産運用は年齢が高くなるにつれて守り主体になります。
基本的には1年に1回~2回で良いですが、自身の資産高の見直しをすることをオススメします。
後半の老後の運用や生活費に関しては、あくまでも個人差がありますが参考になるところを活用してください。
費用の算出に資産運用の4%ルールはとても役立つので覚えて置くことをオススメします。
資産運用は若い年齢ではじめるほど低い金利でも大きく増やせますが、年齢があがるにつれて高い利率が必要になっていますので、
できるだけ早めにはじめることをオススメします。