iDeCo(イデコ)は「individual-type Defined Contribution pension plan」の一部を使った略語で、
新NISAが始まるので若干注目度が下がっている感じはしますが
今回は、
【iDeCo(イデコ)とは?初心者向けの基本知識!】
iDeCo(イデコ)は2001年から始まった制度なので、
どちらも資産運用をおこなううえで必ず登場する用語です。
資産運用や老後対策に必要な知識としてNISAと同様の位置づけ
ここでは、
- iDeCoとは?イデコの基本知識!
- iDeCoの始め方
- iDeCoの掛け金設定方法!
- iDeCoの節税効果1 掛け金の所得控除!
- iDeCoの節税効果2 運用益も非課税!
- iDeCoの節税効果3 受け取りのときも節税効果に期待!
- iDeCoのデメリット1 資金の長期間拘束!
- iDeCoのデメリット2 元本割れのリスクがある!
- iDeCoのデメリット3 運用手数料がかかる!
- iDeCoのデメリット4 節税にならないケースもある!
- 会社員や公務員の人にiDeCoはオススメ!
- フリーランスや自営業の人は注意が必要!
- 無職や専業主婦(主夫)の人には不向き!
- iDeCoの加入条件とは?
- 職業別iDeCoの掛け金
- 信託報酬の高い商品
- 定期預金型の商品
- 債券型の商品
- ターゲットイヤー型の商品
- iDeCoでオススメの商品とは?
- iDeCoの受け取り方の手順とは?
- iDeCoの受給方法は3種類!
- iDeCoの受け取り時の節税対策とは!
- 【まとめ】
iDeCoとは?イデコの基本知識!
iDeCo(イデコ)
個人型確定拠出年金は個人の出す掛け金を自分で運用をして、
公的年金制度である国民年金と厚生年金の上乗せ年金という位置づ
企業がおこなう企業型DC(企業型確定拠出年金)は、
会社員の方で企業型DCに加入していると、
iDeCoの始め方
iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めるには、
<加入条件を確認する>
個人型確定拠出年金への加入は職業や資格区分によって加入の不可
加入できない人は、以下のケースに該当する場合です。
→
→すでに公的年金の受給している方も原則加入できません。
→
<掛け金を決定する>
iDeCoの掛け金は、毎月5,000円以上で1,
ただし、
掛け金の詳細は後ほど解説しますので、
特にこれから解説する運用商品などに関する知識は重要です。
<資産運用の基本を理解する>
iDeCoは人任せのように思っている人もいるようですが、
そのためにも資産運用の仕組みや運用できる商品についての知識は
資産運用にはリスクが伴いますが、
基本的に予想が難しくプラスマイナスの幅が大きいほどリスクが大
また、基本的な考え方は長期分散投資で問題はありませんが、
<実際に運用する商品を選択する>
iDeCoで運用する商品は、
受け取り時に、
運用できる商品は大きく分類すると「元本確保商品」と「
元本確保商品は無リスク商品なので基本的に損をすることはありま
投資信託はリスクの少ない順に、
「国内債券型」
「外国債券型」
「国内株式型」
「外国株式型」
があります。
そのほかにも不動産に投資をする「REIT」
iDeCoの商品には、
また、
<金融機関等を選択する>
実際に金融機関で申し込みをすることで完了となりますが、
金融機関によって選択できる商品やサービス等も異なるので慎重に
iDeCoの掛け金設定方法!
iDeCoは職業や属性によって掛け金の上限が異なりますが、
ここでは、掛け金設定のポイントについて説明をしておきます。
毎月5,000円から上限額まで掛け金を設定できますが、
特にiDeCoの場合は、
一方で決まった金額を預金する気持ちで運用をすすめていくのもひ
特に若い世代から無理なく運用をすることは複利の力を活かすため
【掛け金だけではない!
iDeCoの魅力は計画的に資産運用ができるだけではありません
すべての人ではありませんが、
ここでは、iDeCoの節税効果について解説をしていきます。
すべての人が同じように効果がでるわけではありませんので、
iDeCoの節税効果1 掛け金の所得控除!
iDeCoがオススメされる理由のひとつに節税効果があります。
なかでも掛け金は全額所得控除の対象になっているので、
資産運用を長期的に考えると掛け金の控除は、
資産運用は、増やすことも重要ですが節税対策も必要です。
iDeCoの節税効果2 運用益も非課税!
投資信託や株式などの配当や運用益には20.315%
iDeCoは運用益もすべて非課税になるので大きな節税につなが
これはNISAなどでも言えることですが、
節税効果を高めることは運用益を高くするのと同じ効果が得られま
iDeCoの節税効果3 受け取りのときも節税効果に期待!
iDeCoの受け取り方には、
そのほかに併用する方法もありますが、
受け取り方の違いについては、
個々の状況によって異なりますので、
【iDeCoにはデメリットはあるの?メリットばかりではない!
iDeCoはメリットばかりが注目されますが、
また、
ここでは、iDeCoのデメリットについて解説をしていきます。
デメリットも事前に理解をして注意をすれば、
iDeCoのデメリット1 資金の長期間拘束!
iDeCoは開始時期にもよりますが、
60歳まで解約ができないので、
長期間資金を拘束というとデメリット感が強くなりますが、
したがって、
注意点は、無理な掛け金を設定しないことです。
iDeCoのデメリット2 元本割れのリスクがある!
iDeCoは老後の生活を少しでも豊かにするために有効利用した
なかには元本が確保されている商品もありますが、
もちろん、
元本割れのリスクを下げるには、
正直投資に正解はありませんが、
iDeCoのデメリット3 運用手数料がかかる!
iDeCoのデメリットの3つ目は、複数ある手数料です。
主に、
「加入時・移換時手数料」
「口座管理手数料」
「給付事務手数料」
「還付事務手数料」
などがあげられます。
投資先商品が元本保証の商品だけだと手数料が利益をうわまわる危
手数料の高さを回避するには、
デメリットを軽減するためにも金融リテラシーの向上が必要不可欠
iDeCoのデメリット4 節税にならないケースもある!
iDeCoの4つ目のデメリットは、
特に収入の安定しない人や主婦(主夫)の場合は、
iDeCoの節税効果は、
加入する前に他の運用方法と比較をすることをオススメします。
【iDeCoをオススメする人とオススメしない人とは?】
iDeCoは、
そんなiDeCoですがすべての人に適しているかというと疑問点
ここでは、
ご自身に適した資産運用の方法を実行することをオススメします。
会社員や公務員の人にiDeCoはオススメ!
基本的に会社員や公務員の人は、
特に企業型拠出年金は積極的に活用したいところです。
会社員の人が注意をしなくてはいけない点は、
企業によって加入している金融機関が違うので、
また、
詳細は後ほど説明しますので参考にしてください。
公務員の人は2024年12月に上限額があがりますが、
ただし、
フリーランスや自営業の人は注意が必要!
フリーランスや自営業の人は国民年金のみなので、
一方で、
国民年金基金や付加年金などを利用する考え方もあるので一概には
無職や専業主婦(主夫)の人には不向き!
多くの職業や属性の人にオススメできるiDeCoですが、
年金として受け取るのであれば控除を期待できますが、
iDeCoが悪いとは言いませんがNISA制度などもあるので、
いくら老後のためでも現在の生活状況を考えると資金を自由に扱え
【iDeCoは誰でも加入できるの?加入条件と掛け金!】
ここまでiDeCoの基本を説明してきましたが、
いくらお得な制度でも肝心な部分が理解できていないと効果が小さ
iDeCoの加入条件とは?
iDeCoの加入条件は職業や属性によって異なります。
以下にまとめておきますので、参考にしてください。
<会社員>
・60歳未満(65歳未満の国民年金被保険者も可)
・
<公務員>
・60歳未満の人
<フリーランス・自営業者等>
・20歳以上60歳未満の人
・国民年金加入者(
・農業年金基金に加入していない人
<専業主婦(主夫)等>
・20歳以上60歳未満
職業別iDeCoの掛け金
iDeCoの加入条件が理解できたので、
会社員の人は勤務先や転職によって掛け金が異なる場合や途中で解
<会社員>
・勤務先に確定給付型年金や厚生年金基金などの企業年金がない人
月額23,000円
年額276,000円
・
月額20,000円
年額240,000円
・勤務先に企業年金がある場合
月額20,000円
年額240,000円
<公務員>
月額20,000円
年額240,000円
<フリーランス・自営業>
・「国民年金基金」と「国民年金付加保険料」を含めた金額
月額68,000円
年間816,000円
<専業主婦(主夫)>
月額23,000円
年額276,000円
【iDeCoのオススメできない取扱商品の特徴!】
iDeCoを始めるまでに必要な基本知識を解説してきました。
あとは実際に購入する商品内容を決めるだけですが、
ここでは、
最終判断は個々の責任で決定してください。
信託報酬の高い商品
資産運用の基本は、長期間投資で複利の力を利用することです。
したがって長期分散投資が推奨されていることが多くなっています
iDeCoは開始時期にもよりますが、
複利の力を利用するときに信託報酬などの手数料の差が大きな結果
同じような商品であれば、
短期間ではわかりませんが、長期間になると差が目立つはずです。
定期預金型の商品
定期預金型の商品にリスクはありませんが、
受け取り時の節税対策は多少ありますが、
どうしてもリスクを回避したい人であれば、
それ以外の人は別の商品を選択することをオススメします。
債券型の商品
債券型も決して高い利息は望めませんが、
資産運用でリスクを軽減すべきタイミングは、
若いときはある程度リスク幅のある商品でリターンを期待しても良
ターゲットイヤー型の商品
ターゲットイヤー型の商品は、
それなのにオススメできないのはなぜでしょうか?
ターゲットイヤー型のデメリットは万能型のようですが、
・手数料が高い
・年齢設定に疑問
・専門家任せが絶対ではない
そもそも資産運用には投資信託のバランス型のようにリスクを抑え
ターゲットイヤー型の商品は専門家が投資バランスを決定するので
手数料が高いのは、投資ではマイナス材料です。
また、年齢設定も簡単ではありませんし、
iDeCoでオススメの商品とは?
iDeCoでオススメできる商品は基本的に資産運用でオススメさ
基本はインデックス型の投資信託で「国内株式」「海外株式」「
リスク幅があってもリターンを望むのであれば、
リスクをもう少し抑えたい場合は、
受け取り時期がまだまだ先の若い世代は、
受け取り時期が近くなるにつれてバランスファンドや債券を多くす
【iDeCoの受け取り方のポイントと注意点!】
資産運用の目的は人それぞれですが、
他の資産運用と同じように考えるのも良いですが、
ここでは、
受け取り方の基本や節税対策も解説するので参考にしてください。
iDeCoの受け取り方の手順とは?
iDeCoの開始方法や投資商品に関する情報は多いですが、
ここでは簡単になりますが、
<受給権資格取得通知書が登録住所に配送>
「受給権資格取得通知書」は、
引っ越しや転勤等で住所が変更になっている場合は、
<受け取り手段を決定する>
iDeCoの受け取り方は個々の自由で3種類から選択できます。
慌てずに決定できるように事前に確認しておくことをオススメしま
<受け取り時期にあわせて必要書類を集める>
受け取り時期によって、書類の入手時期も異なります。
申請をしてもすぐに給付決定されるわけではないので、
<提出が必要な添付書類を集める>
必要書類等は事前に送付されている書類に説明はありますが、
<書類に必要事項を記入して添付書類と一緒に提出する>
不備があると給付までに時間がかかることになるので、
<書類確認に問題がなければ、
特に問題がなければ、
iDeCoの受給方法は3種類!
iDeCoの受給方法は、
「一括」
「分割」
「併用」
の3種類から選択することができます。
どの方法が良いかは個人差があるので、
<一括で受け取る>
「一括」は一時金とも呼ばれている受け取り方法で、
「退職所得控除」に該当するので、控除分は非課税です。
<分割で受け取る>
「分割」は年金型とも呼ばれている受け取り方法で、5年~
分割で受け取る場合は、年金と同じように「雑所得」
公的年金控除で節税にはなりますが、受給中に必要な「
iDeCoの運用は受け取り完了まで継続して運用します。
<併用で受け取る>
「併用」は、一括と分割を併用して受け取る方法です。
この方法は退職金控除を最大限まで活用する方法なので、
※併用は金融機関によって異なるというのが現状です。
iDeCoの受け取り時の節税対策とは!
iDeCoを受け取るときの注意点は「節税対策」になります。
運用を続けている間の掛け金(拠出金)
ここでは簡単ではありますが、「一括」「分割」「併用」
自身の資産状況や退職所得などを考慮して検討の参考にしてくださ
<一括(一時金)で受け取る場合の税金>
一括(一時金)
退職所得として計算するので、退職所得控除の対象になります。
退職所得控除額は以下のように求めます。
・勤続年数(iDeCo)の運用年数が20年以下
・勤続年数(iDeCo)の運用年数が20年超
<分割(年金)で受け取る場合の税金>
分割(年金)で受け取る場合は、雑所得扱いになるので「
年金受取の場合は、
一例ですが60歳で受け取るときに公的年金とiDeCoの収入合
また、税金とは別に受給中は「口座管理手数料」と「振込手数料」
<併用(一時金+年金)で受け取る場合の税金>
併用(一時金+年金)で受け取る場合は、
残りは年金で受け取るように設定します。
併用が他の税金は一時金で受け取る部分は、
税金の控除もそれぞれ「退職所得控除」と「公的年金控除」
【まとめ】
今回はiDeCoの基礎知識と節税対策について説明をしました。
iDeCoは運用中の掛け金や運用益だけでなく、
また、iDeCoとNISAを混同している人もいますが、
他の資産運用とは異なるメリットやデメリットがあるので、